まず最初に看護管理者の概要を解説します。看護管理者とは、現場スタッフを管理する立場の管理職です。職位で言うと、現場統括リーダーの「看護主任」、担当部署の責任者である「看護師長」、看護部門の最上位である「看護部長」が看護管理者となります。キャリアプランとして看護管理者を目指すのであれば、職位ごとの仕事内容と役割についてもあらかじめ理解しておく必要があるでしょう。
看護管理者は看護師の管理職としてスタッフを束ねる仕事です。看護スタッフを統括し、役割や業務を振り分け、人材を育成して看護部門の質を高めます。限られたリソースをいかにして最大限活用するかが看護管理者の手腕です。
看護管理者の第一歩とも言える職位が「看護主任」です。看護主任は看護師長を補佐しながら、部署の目標達成に向けて現場の統括リーダーとしてスタッフ教育や看護業務の管理指導、職場環境の改善などにあたります。
看護管理者の中で一般企業で言う課長に近い職位となるのが「看護師長」です。看護師長はマネージャーとして担当部署の目標設定や目標達成に向けたスタッフ管理、さらには人材育成や後輩の育成・指導などを任されます。
看護部門の最高責任者は「看護部長」です。看護管理者の中でも最上位の職位であり、看護部長になるためには25年以上の臨床経験と看護師長として5年以上の実績が必要です。高いレベルのマネジメントスキルが求められます。
看護主任・看護師長・看護部長とステップアップして看護管理者としての活躍を目指すならキャリアプランが重要です。
看護師が管理職として昇進・昇格して看護管理者になった場合のメリットとデメリットについてわかりやすく解説します。
看護管理者とは、どのような立場と役割を持つのでしょうか。まずは看護管理者の概要を確認しておきましょう。